協力隊の森(植林活動)

 弊会は2008年より、茨城県常陸太田市のご協力の下、常陸太田市所有地(旧:小里財産区)の一部を借地して生物多様性保全の視点から郷土樹種(ブナやミズナラ 等)による落葉広葉樹林群落の植生回復を行っています。

 これは青年海外協力隊の帰国隊員を支援する(社)青年海外協力協会(JOCA)の初代事務局長が旧里美村村長(現:常陸太田市里美地域)と校友関係にあったことから、1993年に旧里美村と比国ベンゲット県トレニダッド町と姉妹町村提携を結んだことが、出発点です。以来、旧村民は比国から中学生を受け入れ、ホームステイを通して国際交流が行われていましたが、2004 年、常陸太田市との合併により交流事業は終焉になりました。しかし、一部の地元住民や青年海外協力隊OVから、これまでの活動を懐かしむ声が聞かれたこともあり、弊会が中心となり「協力隊の森」を設立いたしました。

 協力隊の森の主要な活動は、これまで海外のボランティア活動で殉職された青年海外協力隊員84名の慰霊の意味を込めての森づくり、及び、生物多様性保全の視点からSDG’s理念と連携させた植樹活動です。こうした植樹活動は各方面から高い評価をいただき、現在までに幾多の自然活動支援団体から助成をいただいております。